ステップ個別学院の指導方針・指導方法

ステップ個別学院では、単に楽しいだけの塾・表面的な指導だけの塾にしないために以下の6点の指導方針・方法を大切にしています。

これは、本気で成績アップを目指すお子様にはベストなことだと思っております。批判を恐れずに書けば、当学院は嫌々学習させられている・塾へ通わされていると考えているお子様にはかなり苦痛な塾だと思います。

しかし、最初は勉強嫌いで親に言われて無理やり通い始めたお子様でも、最初の数週間~数か月間(どのくらい勉強が苦手かによって個人差があります)真剣に頑張っていただけることで、学習する本当の楽しさを知って自分から考えて学習に取り組めるように変わっていきます。そのため、成績アップ実績を見てもらうと分かると思いますが、勉強が苦手なお子様が極端に成績アップできているのです。

もちろん、最初から真剣に頑張って成績を伸ばしたい・自分の学力を伸ばしたいと考えて入校して頂けるお子様には最初からベストな塾です。

以下の6点について反論のある方もいらっしゃるかと思いますが、本当にお子様のためになる塾、将来役立つ力がつく塾はどんな塾だろう?とぜひ一度考えてみて頂ければと思います。

ご不明な点や気になる点がございましたらお気軽にご相談下さい。

ステップ個別学院の指導方針・指導方法 6点

①良いところは良い、悪いところは悪いをしっかり伝える

良いところは良いと伝えるのはもちろんですが、悪いところは悪いとしっかり伝え注意しています。

例えば、宿題を忘れてきたときには、宿題をしていないことにより困ること等を具体的にしっかり伝え、宿題を忘れてこないように注意します。

また、問題を間違えたときは赤ペンで直してもらいますが、その直し方も後で復習しやすいように分かりやすく直しているかどうかをチェックし、分かりにくい直し方をしている場合はきちんと指導します。

②過程よりも結果を重視する

もちろん過程も大切ですが、過程を頑張ればそれで良いとは考えていません。

中学2年生の数学「連立方程式の計算」で、授業で講師と一緒に学習を進めて解き方をしっかり理解出来たら、次回の授業でテストを行うので練習してくることを宿題にします。その宿題で2時間練習してきたとすれば、その2時間練習したという過程も大切ですが、当学院では最終的にはその2時間練習したことによって「連立方程式の計算」がどれくらいスムーズに正確に解けるようになったのかを重要視します。

いくら過程を丁寧にしっかり頑張っても、結果が伴わなければ無意味になってしまうからです。

勉強が苦手な生徒・勉強嫌いな生徒ほど、勉強時間や何ページ練習したなどの過程をアピールしてきます。

反対に勉強が得意な生徒ほど、結果を重要視して、過程はあくまで手段と考えています。

例えば、20個の英単語を覚える宿題を出していて、講師が「どれくらい勉強してきた?」と生徒に質問した時に、「1時間位勉強した」という過程の答えより「20個しっかり覚えてきた」という結果の答え方ができるようになってほしいと思っています。

③出来るまでしっかり繰り返す

ステップ個別学院では、原則授業で学習したことは確認テストを行って、きちんと身についているか確認しています。そこで80点以上は解けない場合や80点以上解けていても極端に苦手な内容が残っている場合には、必ず再テスト、再々テストと解けるようになるまで繰り返し確認テストを行っています。

ここまでしっかり確認テストを行っている塾はかなり手間がかかるためとても少ないと思います。

でも、しっかりできるようにならなければ、せっかく時間をかけて学習した意味がないと思いますので、そこは妥協せずしっかりテストしています。

④答えではなく考え方・解き方を教える

例えば、新しい単元に入るとき、通常の個別指導の塾では講師がまず例題を詳しく生徒に解説してあげて理解させてから、生徒に解かせます。それはなぜでしょうか?これには大きく3つのメリットがあります。

 ①まず講師が説明することにより生徒が理解しやすくなり授業がスムーズに進む

 ②生徒も講師から説明してもらえて分かりやすく、問題がスムーズに解けて満足度が高くなる

 ③講師が分かりやすく説明するため、生徒から見ても講師自身から見ても講師がしっかり仕事をしているように感じる

結果として、生徒の満足度が上がり退塾も減り、塾の評判も上がる。すごく良いとこだらけのように感じます。

本当にそうでしょうか?

当学院も創業した20年前はそのような指導でした。しかし、これでは講師が横にいなければ学習が進められない、塾に来なければ新しい単元の学習ができない生徒を育ててしまうだけでした。その生徒がそのまま当学院を卒業して、高校・大学・社会人になったらどうなるだろうか・・・と想像したらゾッとしました!

教科書レベルの基本的な内容であれば、勉強が苦手な生徒にも自分の力で読み取って、自分の力で学習が進められるようになってほしい、その力が身につけば塾を卒業しても、自分の力で教科書や参考書、マニュアル等を読んで理解してどんどん成長できるようになると思ったからです。

それからは、新しい単元に入るときに例題を講師がまず説明することは止め、まずは生徒に自分の力で読み取ってもらい学習を進めるように変更しました。そこで分からない箇所があるときは、講師がすぐ解答を教えるのではなく考え方やヒントを教えてあげ、また生徒にしっかり考えてもらいながら進めるようにしています。これは、勉強嫌いな生徒にとっては自分でしっかり考えなければならないので苦痛です。実際過去に2回ほど保護者から「子供が先生が教えてくれないと言っているのですが」と苦情を言われたことがあり、状況を説明して納得して頂いたことがあります。でも、最初は苦痛でも、頑張って自分で読み取ろうとしてもらえると次第に力がつき、次第に講師に頼らなくても(もちろんどうしてもわからないところは講師に質問しますが)学習をどんどん進められるようになり、成績が急に上がるようになります。このように、自分の力でじっくり考えて理解しようとすることは生徒の本当の学力を育みます。

また、英単語の意味や漢字の読み方などを質問された時も教えません。もちろん、定期テスト前日など至急を要するときは教えますが、基本的には辞書を渡して調べてもらったりして、他の手段で調べてもらうように指導しています。講師からしても教えてあげた方が楽なのですが、それでは生徒が伸びないからです。

調べ方は別に辞書でなくても良いと思います。電子辞書だったり、スマホやパソコンでネットで調べても良いと思います。まずは自分なりの調べ方を確立してほしいのです。こういう時に調べることを体験しておかなければ、将来英単語や漢字に限らず分からないことが出てきても調べようとはせず、「まぁいいか」で済ませてしまうと思うのです。調べることで、その英単語や漢字が記憶に残りやすくもなります。分からないことがあったらすぐ周りに頼るのではなく、まずは自分で調べてみようと思ってもらえる自主性のある生徒を育ててあげたいです。

⑤表面的な楽しさではなく、学習する本当の楽しさを実感させる

生徒が塾に来たら講師はまず生徒が興味を持つような、楽しくなるような話をして、生徒の気持ちを上げてから授業に入りましょう。ということを聞いたことがあります。その時は、そうすることで生徒の気持ちが上がって学習にスムーズには入れるし、生徒が楽しいと思ってもらえると退塾も減るからメリットがあるのだろうと思っていました。

しかし、少しして、これでは学習に入るときに誰かに気分を上げてもらえなければ学習しない生徒を育ててしまわないだろうか。塾を卒業して、高校生や大学生、社会人になった時に気分が上がらなくても学習に取り組まなければいけない場面は多いだろうに大丈夫だろうか。と心配になりました。また、生徒が興味を持つ話などの会話をしているときは、どうしても教室の雰囲気がざわついてしまい、既に学習を始めている生徒には迷惑にもなってしまいます。

そこで、当学院では学習する気分を高めるために、また授業で学習することを明確にするために、塾に来たらまず学習計画表などの用紙(授業のコースによって書く用紙が異なります)を書いて授業の準備をするように変更しました。

例えば、「自立学習個別指導コース」の生徒であれば、今日学習したい内容をすべて書き出し、それぞれをどのくらいの時間で学習するのかという計画を立てて、講師にチェックを受けてから学習を開始します。

これにより、自分の学習することが明確になり学習に集中できるとともに、この用紙を書くことで学習に入るスイッチにもなるのです。この自分で学習する内容を書き出して計画を立てるということは、将来社会人になってもとても役立ちます。

当学院では講師が楽しい話をする、とにかく褒めるなどの表面的な楽しさを与えるのではなく、生徒が毎回の授業で自分の課題をしっかり考え、取り組み、学力が身についていく楽しさや難しい問題が解けるようになった喜び、テストの成績が上がる喜びなどの本当の楽しさを実感させてあげたいと考えています。

⑥生徒が学習するため・成績アップするためのベストな環境にこだわる

生徒が勉強しやすく成績アップできるようにベストな環境を考えています。

・生徒の学力や性格等によって4つのコースから選択できる

・自立学習個別指導コースでも講師に質問しやすいように、講師の横にイスを置いて座るだけで質問できるようにしている

・塾のテキストだけでなく、学校のワークなども自由に質問できる

・私語のないとても静かな環境で学習できる

・生徒用の机を学校より広い天板のものを使い学習しやすくしている

・授業の前後や塾のない日も自由に利用できるブース式の自習スペースを設けている

・分からない単語や語句などを調べたりできるように辞書やパソコンを設置している

など、他にもいろいろ工夫しており、生徒が学習しやすい環境・成績を伸ばしやすい環境を整えています。